Are You Atrophic Gastritis ? 〜慢性胃炎と言われたら〜




先日、勇気を出して胃カメラの検診を受けたら「慢性胃炎」と言われました。気になって少し調べたら、慢性胃炎は、どうやら胃癌の原因になるらしい。自分が癌になってしまう・・・?という方の為に、ここでは慢性胃炎について分かりやすく説明したいと思います。


【ピロリ除菌適応と副作用】

これまで、ピロリ菌の除菌適応は、胃十二指腸潰瘍のある方だけでしたが、2009年1月に改定されたヘリコバクター学会のガイドラインでは、ピロリ除菌対象を"ピロリ菌に感染している人全員"と改変しました。

胃癌の原因となるピロリ菌は、除菌するに限ります。しかし、中には除菌をしたが為に、胸焼け症状が出現し、制酸剤を飲み続けなければならなくなる方がいます。こういった症状は、食道胃逆流症のある方に多いです。食道胃逆流症とは、食道と胃の粘膜が緩い等で、胃酸が食道内に容易に逆流する状態をいいます。肥満や過食、飲酒や喫煙、食事と就寝までの時間が短い人に多いと言われています3)。このような方に除菌を行うと、アンモニアによる胃酸の中和が無くなってしまう為、胃液のPHが下がり、胸焼けを惹起することがあります。

食道胃逆流症の診断は内視鏡を行うことにより可能なので、除菌により逆流症状が出るかは、胃カメラを飲むことで粗方把握できます。

ピロリ除菌は3種類の薬を1週間内服するのみで可能で、除菌成功率は70%から90%と言われています。これに失敗しても他の薬剤による2次除菌が可能です。副作用は約10%に軟便・下痢、約3%に味覚異常が起こると言われていますが、一過性で改善することが殆どです。



【慢性胃炎と言われたら】

慢性胃炎と言われたら、まずは自分の年齢を考えてみてください。もし貴方が20代や30代ならば、除菌療法を強くお勧めします!!最近の若年者のピロリ菌感染率が非常に低いこと。炎症を背景に、まれにスキルス胃癌という、非常に悪性度の高い胃癌が出ることがあるのがその理由です。

もし貴方が40代や50代ならば、食道胃逆流症の程度を見て除菌療法を検討されてはいかがでしょうか。除菌後に逆流症状が出ても、制酸剤の継続内服で症状をコントロールできる方が殆どです。過去に胃十二指腸潰瘍などの既往があれば除菌療法を強くお勧めします。

60代以上では80%の方でピロリ菌が陽性ですが、除菌療法は希望されてもいいと思います。但し、除菌が成功したからと言っても胃癌のリスクは1/3になるだけですし、胃の病気は癌だけではありません。年1回の内視鏡検査は継続されることをお勧めします。

一昔前までは、胃の検査といえばバリウムの検査が一般的で、現在でも検診で行っている施設は多いと思います。しかし、バリウムはあくまでスクリーニングの検査であって、早期胃癌を発見して根治を治療目標とする現代にはピロリ菌陽性の、胃癌高リスクの方には不向きです。大変かもしれませんが、ピロリ菌陽性の方は、除菌後であっても年1回の胃カメラは継続するすることをお勧めします。





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